【お盆休み特別編】長浜の味と、新しいカメラと。
【お盆休み特別編】長浜の味と、新しいカメラと。
黒壁の町並みに馴染む古い町家。暖簾の向こうに、長浜の味を訪ねて。
長浜名物、焼鯖そうめん。手描きの献立を眺めながら、しばし迷う。
焼鯖そうめんに焼鯖寿司。長浜らしい味が、一つの膳にずらりと並ぶ。
甘辛い鯖は箸でほろり。旨みをまとった細いそうめんが、なんとも美味しい。
香ばしい皮に脂ののった鯖。酢飯の酸味と山葵が、味をきりっと締める。
目にも鮮やかな近江の赤こんにゃく。味噌の風味と素朴な食感を楽しむ。
ふっくら炊かれた豆と小さな海老。やさしい甘みが、うれしい箸休め。
澄んだ出汁をゆっくりひと口。鯖の濃厚な余韻を、やさしく整えてくれる。
今日のもう一つの主役、X-E5。長浜の味と、新しい相棒を一枚の写真に。
瓦屋根と年季を重ねた看板。美味しい余韻を残して、再び長浜の街へ。
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【お盆休み特別編】長浜の味と、新しいカメラと。
2026年8月9日、長浜・黒壁スクエアへ。
古い町家が並ぶ通りを歩いていて、この日の昼に選んだのは「翼果楼」。
重い暖簾をくぐると、外の暑さから少し離れたような、落ち着いた時間が流れていました。
手描きの献立を眺めて選んだのは、長浜名物の焼鯖そうめん。
せっかくなので焼鯖寿司もいただきます。
運ばれてきた膳は、なかなかの存在感。
まずは焼鯖そうめんから。
甘辛く炊かれた大きな鯖に箸を入れると、身がほろりとほどけます。
しっかりした味なのですが、決して鯖だけが主張するわけではありません。
その煮汁と旨みを細いそうめんが吸い込み、鯖と麺を一緒に口へ運ぶと、
ようやく一つの料理が完成するような感覚。
素朴なのに、妙にあとを引く美味しさでした。
焼鯖寿司は、また違った鯖の表情を楽しめます。
香ばしく焼かれた皮、脂ののった身、そしてほどよい酸味の酢飯。
そこへ山葵をほんの少し。
濃厚な鯖の脂がすっと軽くなり、もう一つ手が伸びます。
鮮やかな色に驚かされる近江名物の赤こんにゃく。
ふっくら炊かれた豆と小さな海老。
そして、最後に口にする澄んだお吸い物。
主役の焼鯖だけでなく、小さな一品まで順番に味わってみると、
その土地で受け継がれてきた食文化そのものを、
一つの膳でいただいているような気がしました。
そして、この日のもう一つの目的が、
新しく手にしたFUJIFILM X-E5の試し撮りです。
愛用のX-T5が故障中という予定外の出来事から、
思いがけず早く実戦デビューすることになりました。
この日は、X-E5のキットレンズ「XF23mmF2.8 R WR」を装着。
小さなボディに薄型の23mmを組み合わせると、とにかく軽快です。
料理を撮るにも、店を出てそのまま街を歩くにも、
レンズ交換を意識せず一本で楽しめました。
手にしてまず感じたのは、長く使ってきたX100Vに通じる気軽さ。
大きなカメラバッグを構えるのではなく、小さなボディをさっと持って街へ出る。
気になったものがあれば立ち止まり、すぐシャッターを切る。
私にとってX-E5は、そんなX100Vの軽快さを持ちながら、
レンズ交換という自由を加えた
「X100Vの交換レンズ版」のような存在に感じます。
一方で、撮れた写真をLightroomで開くと、
そこには普段使っているX-T5に通じる感覚がありました。
X-T5と同じ高解像センサーという安心感もあって、
色を整えていく作業にも大きな戸惑いがありません。
風景や建築とじっくり向き合いたい日はX-T5。
カメラを肩から下げ、街を歩きながら旅の断片を拾っていく日はX-E5。
そんな使い分けも面白そうです。
これまで旅先では、建築や風景に目を向けることが多かったけれど、
美味しかったものも、そこで過ごした時間も、
やはり大切な旅の風景。
一皿ずつ味わい、一枚ずつ写真に残す。
長浜の味と、新しいカメラ。
写真で残しておきたいものが、
また少し増えた一日でした。
2026.8.9
滋賀県長浜市
Camera:FUJIFILM X-E5
Lens:XF23mmF2.8 R WR
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