岐阜めぐり 夏の朝、モネの池へ|岐阜・板取
岐阜めぐり 夏の朝、モネの池へ|岐阜・板取
森の緑に包まれた、小さな池。静かな水の中を、一匹の鯉がゆっくりと。
澄んだ水の中を泳ぐ錦鯉。まるで水の上に浮かんでいるようでした。
古びた木橋と、深い森の緑。池の向こうまで、静かな時間が続いています。
睡蓮の葉の間を、すっと横切る鯉たち。眺めているだけで、時間を忘れてしまいます。
水底まで見えるほどの透明さ。光の加減で、水の色も少しずつ変わっていきます。
深い青の水面に、ひとつだけ咲く睡蓮。賑やかな夏の中で見つけた、小さな静けさ。
少し引いて眺めると、池そのものが一枚の絵のよう。自然がつくる色の重なりが印象的でした。
池のすぐそばに佇む根道神社の鳥居。ここが「名もなき池」と呼ばれていた場所だと、ふと思い出します。
・・・
以前から一度訪れてみたかった、
岐阜の「モネの池」。
正式には、根道神社の境内にある「名もなき池」。
もともとは観光のためにつくられた池ではなく、
農業用のため池だったそうです。そこへ湧水が流れ込み、
睡蓮が浮かび、錦鯉が泳ぐ風景が、
いつしかモネの「睡蓮」を思わせると話題になりました。
実際に訪れて、最初に驚いたのは水の透明さでした。
水面を見ているはずなのに、
その下にある水草や池の底までが見えている。
そこを赤や白の錦鯉がゆっくり横切っていくと、
水の中を泳いでいるというより、
景色の中を漂っているようにも見えます。
写真を撮りながら面白かったのは、
少し立つ位置を変えるだけで池の表情が変わること。
緑を映した水。
深い青を映した水。
古い木橋と睡蓮。
そして、その間を行き交う鯉たち。
華やかな絶景というより、
じっと眺めているうちに美しさが見えてくる場所でした。
8月の暑い一日。
この日はここから、
岐阜と滋賀を巡る長い一日が始まります。
まずは、森の中の小さな池から。
静かな夏の朝を、
一枚ずつ写真に残しました。
2026.8.1
岐阜県関市 板取
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