京都を見渡す、紫陽花の丘。 京都 善峯寺
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第6回 金沢美術工芸大学 ― 学びのための街を歩く 建築を読む旅・金沢編
金沢建築巡りの最後に、金沢美術工芸大学の新キャンパスにも立ち寄りました。
複数の棟をゆるやかにつなぎながら、
建物の間にも豊かな居場所をつくる構成には、
どこか山本理顕が語る「コミュニティと建築」を思い出しました。
複数の棟がゆるやかに結ばれた構成は、
ひとつの大きな建物というより、小さな街を歩いているような感覚があります。
派手な造形で目を引く建築ではありませんが、
学生たちが日々学び、制作する場として丁寧に計画されていることが伝わってきました。
金沢という文化都市が、
次の世代を育てる環境にも力を注いでいることを感じた訪問でした。
📍金沢美術工芸大学
📷FUJIFILM XT5
🐈 2026.06.20
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第5回 石川県立図書館 ― 知との出会いを生み出す場所 建築を読む旅・金沢編
今回の金沢建築巡りの最後に訪れたのが石川県立図書館でした。
写真では何度も見ていましたが、実際に訪れると想像以上の迫力があります。
館内へ入ると、円弧を描く巨大な書架が視界いっぱいに広がります。多くの本を収蔵しながらも圧迫感がなく、むしろ開放感を感じる空間です。
従来の図書館は「本を探して借りる場所」でした。しかしこの図書館は、本との偶然の出会いを楽しむための場所になっています。
歩いているだけで興味のある本が目に入り、自然と足が止まります。
建築の力によって、人と知識との距離を縮めているように感じました。
一日を締めくくる場所としても最適でした。
本を読む場所ではなく、知との出会いを生み出す場所。
これからの図書館のあり方を示しているような建築でした。
📍石川県立図書館
📷FUJIFILM XT5
🐈 2026.06.20
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第4回 金沢建築館 ― 建築を展示する建築 建築を読む旅・金沢編
金沢建築巡りの中で立ち寄った金沢建築館。
谷口吉生の建築に惹かれるようになり、そのルーツを少し辿ってみたい。そんな思いから訪れました。
館内では模型や図面、資料を通して、建築家たちの思考や設計の過程に触れることができます。
特に谷口吉郎の作品や活動を知ることで、谷口吉生の建築にも通じる端正さや空間への向き合い方を感じることができました。
完成した建築を見るだけでは分からない背景を知ることができるのも、この施設ならではの魅力です。
建築をより深く理解するための、興味深い訪問となりました。
📍金沢建築館
📷FUJIFILM XT5
🐈 2026.06.20
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第3回 大樋美術館 ― 素材と手仕事を感じる空間 建築を読む旅・金沢編
金沢建築巡りの途中で立ち寄った大樋美術館。
この建築を見ておきたかった理由のひとつは、隈研吾の作品だからです。
大樋焼の歴史や作品を鑑賞できる施設で、建物も展示も落ち着いた雰囲気でした。
今回の訪問では、作品そのものよりも、焼き物に使われる土や釉薬の質感、手仕事から生まれる表情が印象に残りました。
建築の仕事をしていると、素材そのものが持つ力に目が向きます。
均質な工業製品にはない揺らぎや個性は、建築にも通じる魅力だと感じます。
短い滞在でしたが、金沢の工芸文化の一端に触れることができた時間でした。
📍大樋美術館
📷FUJIFILM XT5
🐈 2026.06.20
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第2回 金沢21世紀美術館 ― 境界をなくす建築 建築を読む旅・金沢編
金沢21世紀美術館を訪れるのは久しぶりでした。
設計はSANAAの妹島和世氏と西沢立衛氏。完成から年月が経った今でも、その新鮮さは色あせていません。
特徴的なのは円形の平面と全面ガラスの外観です。
正面も裏側もなく、どこからでも入ることができる。建築が街に対して開かれています。
館内を歩いていると、美術館というより公園を散歩しているような感覚になります。
展示を見る人、休憩する人、通り抜ける人。それぞれが自然に共存しています。
一般的な美術館は展示を守るため閉じた空間になりがちですが、この建築は人を迎え入れることを優先しています。
建築は壁をつくるものだと思われがちですが、この建築はむしろ境界を消している。
多くの人に愛され続ける理由を改めて感じた訪問でした。
📍金沢21世紀美術館
📷FUJIFILM XT5
🐈 2026.06.20
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第1回 鈴木大拙館 ― 静寂を体験する建築 建築を読む旅・金沢編
金沢を訪れた目的のひとつが、鈴木大拙館でした。
建築を設計したのは谷口吉生。派手な造形や強い主張はなく、静かにそこに在る建築です。
館内に入ると、まず印象に残るのは「余白」の豊かさでした。
展示を見るというより、自分自身の思考と向き合うための空間が用意されているように感じます。
特に印象的だったのは水鏡の庭へ続く回廊です。
光と影、水面の揺らぎ、足音の響き。そのすべてが丁寧に整えられ、歩くことそのものが体験になります。
建築家は空間をつくる仕事ですが、この建築では空間だけでなく「時間」まで設計しているように思えました。
急いで見て回る場所ではなく、立ち止まり、考え、静かに過ごすための建築。
建築を見るというより、自分の思考を見つめる時間でした。
📍鈴木大拙館
📷FUJIFILM XT5
🐈 2026.06.20
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谷口吉生の建築を読み解く
京都国立博物館 平成知新館 再訪
京都国立博物館 平成知新館を再び訪れました。
前回は展示と空間全体の雰囲気を楽しむためでしたが、今回は少し目的が違います。
谷口吉生がどのように空間をつくり、どのようにディテールを納めているのか。
建築を「見る」のではなく、「読む」ための訪問です。
実際に歩いてみると、この建築は派手な意匠で魅せるのではなく、細部の積み重ねで成立していることがよく分かります。
天井と壁の取り合い、石と金属パネルの納まり、ガラス手摺の見せ方。
どこを見ても余計な線がなく、視線を邪魔する要素が徹底して整理されています。
特に印象的だったのは吹抜け空間です。
トップライトから落ちる光によって壁面の存在感が変化し、時間とともに空間の表情が移ろいます。
建築そのものが主張するのではなく、光や人の動きを引き立てるための器として存在しているように感じました。
写真を撮りながら改めて思ったのは、谷口吉生の建築は図面だけでは理解できないということです。
今回の再訪は、そんな発見の連続でした。
「静かに見える建築ほど、実は多くの工夫が隠されている。」
実際に歩き、立ち止まり、見上げることで初めて分かることがある。
📍京都国立博物館 平成知新館
📱Natura Claasica fujifilm400
🐈 2026.06.14
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